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BIO Japanese

About  Dave

1947年11月24日イギリスケント州ハーンベイ生まれ。17世紀に英国王室の5人の国王・王妃に仕えた王家礼拝堂の作曲家でありオルガニスト、ジョン・ブロー(John Blow)を先祖に持つ。

 

 その血を色濃く受け継いだデイヴは8歳の頃、叔母であるガーリー(Girlie)が弾くパブスタイルのピアノ演奏に興味を持ち、見よう見まねで弾いたことがきっかけとなりピアノを始める。

 天賦の才能を持ったデイヴは両親の勧めでピアノ教室に通うも、‘もっと自由にピアノを弾きたい’と直ぐに退会。その後は、彼の持つ優れた聴覚の助けもあり独学でピアノの錬磨に励んだ。

カンタベリーにあるサイモンランクトンスクール(Simon Langton School)に進学したデイヴは、後にカンタベリーシーンを築く優れた人々、マイク・ラトレッジ(Mike Ratledge:Soft Machine/  Key)、ブライアン・ホッパー(Brian Hopper : The Wilde Flowers/ G)、ヒュー・ホッパー(Hugh Hopper : The Wilde Flowers,Soft Machine/ B,Sax)、そして、ロバート・ワイヤット(Robert Wyatt : The Wilde Flowers,Soft Machine,Matching Mole / Ds,Vo) に出会う。

 

 1967年、初期カンタベリーロックを代表するThe Wilde Flowers(ロバート・ワイヤット、ホッパー兄弟などによって1964年に結成)に参加。当初は、ベーシストとして起用されたがすぐにオルガンに転向。 

 

 1968年、The Wilde Flowers解散後、パイ・ヘイスティングス(Pye Hastings/Vo,G)、リチャード・コフラン(Richard Coughlan/Ds)、デイヴのいとこであるリチャード・シンクレア(Richard Sinclair/B,Vo) と共にCARAVANを結成。「Caravan(1968年)」、「If I Could Do It All Over Again,I`d Do It All Over You~キャラバン登場~(1970年)」とアルバムを発表。そして1971年に発表した3作目のアルバム「In the Land of Grey and Pink」が後にカンタベリーシーンを代表する名盤となり、Caravanを不動の位置に押し上げる。アルバム中の「Nine Feet Underground」は20分にも及ぶ大曲でデイヴが作詞・作曲した曲の1つであり、バンドの代表曲として今でもコンサートのハイライトで演奏されている。

 

 1971年の8月にCaravanを脱退。同年10月ロバート・ワイヤットによって結成されたMatching Mole に参加し、アルバム「MATCHING MOLE」を制作。アルバムの冒頭曲「O Caroline」もまたデイヴが作曲した曲であり、ロック史に残る名曲として多くのアーティストによりカバーされている。その後、Matching Moleを脱退。

 

 1972年、ヒップ・パイル(Pip Pyle : Gong/D)、リチャード・シンクレアなどによって結成されたHatfield And The North に加わりいくつかのライヴに出演するも、その後パイ・ヘイスティングスに誘われCARAVANに復帰する。「For Girls Who Grow Plump in the Night(1973年)」、「Caravan and the New Symphonia(1974年)」、「Cunning Stunts(1975年)」、と3作のアルバムを発表。また、3か月に及ぶアメリカツアーを成功させた。1976年、再びバンドを脱退。

 

 1976年~77年に自身初のソロ・アルバムとなる「Moon Over Man」を制作する。(1993年にリリース、アルバム誕生30周年記念となった2006年には「MOON OVER MAN 30th 

 

Anniversary Edition」をリリース。日本で記念ライヴを行った。)同時期、SOFT MACHINE のオリジナルメンバーでもあったケヴィン・エアーズ(Kevin Ayers)のソロアルバム「Odd Ditties」にも参加した。また、リチャード・シンクレア、ビル・ブラッフォード(Bill Bruford: Yes,King Crimson,Gong/D)と結成したSINCLAIR AND THE SOUTH でも活動した。その後、CARAVANのヨーロッパツアーのメンバーとして参加。

 

 1978~79年にアンディー・ラティマー(Andrew Latimer/G,V)からの依頼を受け、CAMELの6ケ月に及ぶワールドツアー(アルバム「Breathless」のプロモーションツアー)に正式メンバーとして参加。これがデイヴにとっての初来日となった。ツアー後、CARAVANに復帰。

 1980年にアルバム「Back to Front」、82年に「The Album」を発表した後、CARAVANは活動を一時休止した。

 

 1982年、デイヴはイギリスのケント州ハーンベイにて中古ピアノショップを開業する。(中古ピアノを買付け、自身で修復し販売。様々なピアノと向き合いその奥深さに触れた。2005年閉店。この25年間の経験が、その後の彼のピアノに対する姿勢に更なる影響を与える事となった。)家族のために音楽活動を控え、8年程ピアノショップに注力。

 

 1990年、CARAVANのメンバーとして活動を再開、アルバム、ビデオ「LIVE1990」を発表。

 

 1992年、RICHARD SINCLAIR'S CARAVAN OF DREAMSに参加しアルバムを発表。

 

 1994年、CAMELのオリジナルメンバー2人とCARAVANのオリジナルメンバー2人で  MIRAGEを結成し、ヨーロッパで幾つかライブを行い、そのライブアルバムを発表。

  

 1995年~2002年の間にCARAVANで6枚のアルバムを発表。2002年には、CARAVANのメンバーとして再来日し、東京でコンサートを行った。その後再びCARAVANを脱退し、ソロ活動を始める。

 

 2003年にソロアルバム「Full Circle」「Into the Sun」と2枚のアルバムを制作し、2004年リリース。

 

 2004年春にアルバムのプロモーションのため来日し、大阪と東京でコンサートを行った。10月にリチャード・シンクレアと共に再来日し、日本のバンドOPABINIAとGrey and Pinkコンサート(「In the Land of Grey and Pink」全曲披露)を東京と大阪で行った。また同年、「Full Circle」の中の曲“And When The Sun Sets”が二階堂焼酎のTVコマーシャルソングに選ばれ、1年間使用された。

 2005年、長年憧れていた日本への移住を実現。京都を拠点にソロ活動を本格化させる。

 

 2006年、初ソロアルバム「MOON OVER MAN」誕生30周年記念とし「MOON OVER MAN 30th  Anniversary Edition」をリリース。

 2009年には、1990~2000年の間に録音してた未発表音源(デモ)をカセットからデジタル化し使用したアルバム「Treasure Chest」を200枚限定で発売。

 

2010年、デイヴのピアノ演奏とジミー・ヘイスティングス(Jimmy Hastings)によるフルートのみの、全インストゥルメンタル曲集となったアルバム「PianoWorks1」を発表。

 

 2011年、06年より5年の歳月をかけて制作していたアルバム「Stream」が完成。アルバムには、ロバート・ワイヤット、アンディー・ラティマー、その他多くの豪華ゲストミュージシャンが参加。一部限定でリリース。

 

 2011年 滋賀県高島市マキノ町の自然美を表現した曲「MAKINO」を発表。同年10月、NHKラジオ番組「今日は一日プログレ三昧」で、ゲスト出演。上野洋子(V)、mito(B)、山本精一(G)、Taiqui(D)とスタジオライブを行った。

2012年、シングル「Blue Bread Song」を発表。同年、ポップスやバラード曲中心のアルバム「THE LITTLE THINGS」をリリース。

 

 2013年、「THE LITTLE THINGS English version」をリリース。また、ファン待望の「Stream」が正式にリリースされた。

 

 2015年、イギリスよりジミー・ヘイスティングスを招き、浦千鶴子(V)、冨永ちひろ(D)、ラリー藤本(B)、と共に“THE CANTERBURY TALES”JAPAN LIVE TOUR 2015(滋賀、徳島、京都、東京、横浜)を成功させた。

(ビルボードライブ東京ではクラムボンとのツーマンライブを行った。)

second stage in Billbord Live TOKYO

 2016年、活動拠点を瀬戸内海の離島に移し、2018年4月NEWアルバム「Out Of Sinc」を発表。現在も意欲的に活動中である。 

 2018年3月 

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